読了: 一般意志2.0
「一般意志2.0」 東浩紀
現代思想の本。
フランス革命に影響を与え近代国家のもとの考え方ひとつとなったルソーの社会契約論をまず読み解く。いわく、まず社会契約、つぎに一般意志、さいごに一般意志を行う手段としての政府がある。政府は手段であるだけで、政府や君主があってから一般意志があるわけではない。
ひとりひとりの利益を追求するのが特殊意志、その単純な和が全体意志でありよくある代表意見のようなものが全体意志であるが、一般意志は全体意志とは異なる。共同体全体としての一般意志は単純な和ではなくベクトルのような方向を持ったものの数学的な重ね合わせで、定義からしてかならずひとりひとりの利益になるものである。
また一般意志は、複数人数で集まっての熟議を必要としない。ただそこに最初から存在するものである。
って、もうね、ルソーの一般意志の説明自体が、わかるようなわからないような、である。

