鴨川ホルモー
高村役の濱田岳が良い。
プロポーズ大作戦のツルのときの印象が強いので、ついツルと呼んでしまうのだが、この濱田岳、最近あちこちで見る。若干20歳にして妙に貫禄があり、若くして名わき役俳優みたいな感じ。いま流行のイケメンではないけれど、だからこそ、いろんなところで使われやすいキャラである。
そして京都大学がとても生き生きと描かれている。
百万遍寮という名前で出てきた大学の寮(吉田寮)が素敵すぎる。入り口にいきなりこたつがあったり、だれのものか、いつのものかわからないいろんな怪しいもので混沌としていたりしている様子に、東の某大学の今は亡き某寮を思い出してなつかしくなった。
当時の某大学某寮は閉鎖直前で半分立ち入り禁止状態で閉鎖反対派の学生たちだけが居住しているような状態だったが、そんな中、空き部屋でクラスメートの男子たち数人と麻雀をしたものだ。勝った覚えがないけど。女の子の友達に寮内に入ったことを言うと、びっくりされた、というかちょっとひかれた、というくらいだったなあ・・・。
また、明らかにファッションセンスのおかしい独特な雰囲気の学生たちも良い。大正時代の学生風の上級生、おかっぱに黒縁メガネに色気のかけらもない私服の理系女子、変なTシャツをジーンズにインして下駄をはいている帰国子女男子、どれもちょっと変だけど、その変なキャラクター性も含めて、「ああー、いるいるいる、ていうか、いたいた、こういう人」って思ってしまった。
ベルボトムにぴちぴちのシャツみたいな70年代ファッションの人とか、冬でも裸足に下駄(校則では禁止だ!)とか、アフロとか、逆になぜかスーツとか、なぜかいつもベストとか、ケミカルジーンズとか、冴えない厚メガネとか。もちろん髪の毛を自分で切っている人は多いはず!
ああ、素敵だなあ、総合大学!また行きたいくらいだ。
賢くてエリート、とか、省庁目指してます、とか、頭がいいだけじゃなくて見た目も超かわいい女子大生、とか、そういういわゆるエリート的に輝かしいところをクローズアップしがちだ。しかしそういう人たちではない人たちも多く、そういう部分でだらだらと学生生活を送り、それはそれで興味深かったなあと思う私としては、ちょっと変な趣向を頑なに維持するちょっと変な人たち、彼らが棲息するオンボロであやしい寮・キャンパス・研究室・部室の一角などなどを、歴史ある総合大学の名物としてオススメしたい。
そうそう、京都大学では「一回生」とか言うのよね。そこだけはなじめない。

